留学しないで英語をなんとかしたい

留学もしないで英語が仕事で使えるようにするために苦労しているおじさんのブログです。

Google翻訳に再挑戦 論文を試してみる

さて、前回、ビジネス英語の短文で試してみましたが、論文も入れてみました。

learning-english.hatenadiary.jp

 

心理学の論文で、"Big Five"という性格5因子が職務成績等とどのように関係しているかについてのメタアナリシスです。

Personality and Performance at the Beginning of the New Millennium: What Do We Know and Where Do We Go Next? - Barrick - 2001 - International Journal of Selection and Assessment - Wiley Online Library

 

"Big Five"の話はこちらを

blog.sme-itdept.com

 

 

まず、pdfからタイトル、アブストをコピペしします。こんな感じ

Personality and Performance at the Beginning of the New Millennium:What Do We Know and Where Do We Go Next?

As we begin the new millennium, it is an appropriate time to examine what we have learned about personality-performance relationships over the past century and to embark on new directions for research. In this study we quantitatively summarize the results of 15 prior meta-analytic studies that have investigated the relationship between the Five Factor Model (FFM) personality traits and job performance. Results support the previous findings that conscientiousness is a valid predictor across performance measures in all occupations studied. Emotional stability was also found to be a generalizable predictor when overall work performance was the criterion, but its relationship to specific performance criteria and occupations was less consistent than was conscientiousness. Though the other three Big Five traits (extraversion, openness and agreeableness) did not predict overall work performance, they did predict success in specific occupations or relate to specific criteria. The studies upon which these results are based comprise most of the research that has been conducted on this topic in the past century. Consequently, we call for a moratorium on meta-analytic studies of the type reviewed in our study and recommend that researchers embark on a new research agenda designed to further our understanding of personality performance linkages.

 

結果はこんな感じ

新千年紀の初めの人格とパフォーマンス:われわれは何を知っていますか、次はどこに行くのですか?
新しい千年紀を始めるにあたり、過去1世紀にわたり人格とパフォーマンスの関係について学んだことを検証し、研究の新しい方向性に着手する適切な時期です。本研究では、5因子モデル(FFM)の性格特性と職務成果との関係を調査した15の従来のメタアナリシス研究の結果を定量的に要約する。結果は、conscientiousnessは、調査されたすべての職業におけるパフォーマンス測定の有効な予測値であるという以前の知見を裏付けている。感情的安定性は、全体の作業成績が基準であるときに一般化可能な予測因子であることが判明したが、特定の成績基準および職業との関係は、意識よりも一貫性が低い。ビッグファイブの3つの特徴(外出性、開放性および同感性)は全体的な作業成果を予測しなかったが、特定の職業における成功を予測したり特定の基準に関連したりした。これらの結果が基づいている研究は、過去1世紀にこのトピックについて行われた研究の大部分を構成しています。その結果、私たちの研究でレビューされたタイプのメタアナリティック研究の一時停止を呼びかけ、研究者が人格パフォーマンスリンケージの理解を深めるために設計された新しい研究課題に着手することを推奨します。 

十分意味が通じる内容です。「5因子モデル」は固有名詞として認識されているようです。ただ、ビックファイブの要素はうまく認識されていないようで、”conscientiousness" = 「良識性」は訳せていません。

 

Yarakuzenでも訳してみましたが、「予測」が「予言」になってしまうなど、学術的な論文の表現とは遠い結果が散見されました。

 

あと、Google翻訳の最大のメリットは、早い!とにかく、結果がでるまで早い。Yarakuzenだと、1分弱かかります。

 

ほんと、ぱっと訳して、全体の意味を最初に掴むには、Google翻訳は最適です。これまでは辞書をひきひき、アブストの理解に多大な時間を費やしてきたのがウソのようです。こういったツールをいち早く取り入れるかどうかが、学術的な研究やビジネスで大きな差になっていくのかなと感じる結果でした。

 

(ビジネス文書ならYarakuZenがおすすめです。)

 

 

 

 

 

 

 

Google翻訳に再挑戦

いろんなところで書かれていますが、Google翻訳の精度があがってます。

www.yukisako.xyz

 

ニューラルネットワークが導入されてって、話なのですがいままでそうじゃなかったのかというのが逆に驚きです。

 

で、以前Yarakuzenに完敗していたのですが、再チャレンジです。

 

原文はこちら 

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

 

 

1. If it doesn't rain tomorrow, I think I'll go shopping.
(明日雨が降らなければ、買い物に行こうと思います。)

「時・条件の副詞節中では未来は現在形で表す」という文例です。

Google翻訳

「明日雨が降るしない場合、私は買い物に行くと思います。」

と、微妙な翻訳でした。

 

Google翻訳

 

「明日雨が降らなければ買い物に行くと思う。」

素晴らしい、完璧です。ちなみに、YarakuZenは、

 

YarukuZen 

「雨が明日降らない場合、私は買い物に行こうと思います。」

となっており、ちょっと丁寧です。

 

2. What would you have done last night if you hadn't needed to study.
(昨日の夜勉強しなくてもよかったなら、何をしていましたか?)

仮定法過去完了の文例です。

Google翻訳

「あなたは勉強するために必要なていなかった場合、どのようにあなたが昨夜行われたであろう。」

 

if節以下の否定が訳せていません。

 

Google翻訳

 

「あなたが勉強する必要がなければ、あなたは昨晩何をしましたか?」

大幅な進歩です。仮定法過去完了がきちっと訳せています。

 

YarukuZen

「もし勉強する必要がなければ、昨夜何を行っていたでしょうか。」

完璧です。

 

3. I wish I could repay you somehow for your kindness.
(あなたのご親切に何らかの形で報いたいです。)

 

旧Google翻訳

「私はあなたの親切に何とかあなたを返済することができたいと思います。」

 

新Google翻訳

 

「私はあなたの優しさのために何とかあなたに返済したいと思います。」

うーん、「返済」はいまだに改善していません。「することができたい」→「したい」になっているので、この部分は改善しているかと。

 

YarukuZen

「私は、あなたの親切になんとかして報いることができたらと思います。」

こちらも完璧です。

 

結論としては、Google翻訳はかなり改善されています。でも、今回の文書については、YarakuZenの方が精度は高いです。元の学習データにも依存するのだとは思いますが、Googleは、日本人が英語学習で利用しそうな文例はあまり学習していないのかもしれません。

恐らくネット等のデジタル化された英文和訳、和文英訳のデータから学習していそうなので英語の種類のバイアスがかかっているのかもしれません。

 

まあ、Googleのことなので、あっという間に精度向上してくるのではないかと思います。また、インターフェイスGoogleの方が格段によいので、通常はGoogle翻訳で十分かなといったところです。

ちなみに検索時に小窓で出てくるGoogle翻訳はまだ更新されていないようです。(キャッシュの問題かな?)

f:id:systembu:20161112100017p:plain

 

 

 

深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)

深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)

 

 

 

オンライン翻訳サービス3 和文和訳

引き続きYarakuZenを使って翻訳を

ビジネスをスマートにするオンライン自動翻訳ソフト|ヤラクゼン

 

再度和文英訳にチャレンジ。最終的な目的は、自分のブログを手間かけずに英語化することです。

blog.sme-itdept.com

 

この記事AIで消えていく職種について書いており、その中で会計士などもAIにとってかわられるだろうと書いています。あわせて受験生も減り、細かい知識も不要になるというくだりです。

 

もとの和文は、

「このままいくと受験生も減ると思われますし、また一方で、今のような細かい知識まで要求する試験が必要かも怪しくなります。」

 

これをYarakuZenで英文にすると

"It becomes doubtful whether the examination which is considered that prep students will also decrease in number if it goes as it is, and is demanded to present fine knowledge by one side is required."

 

さらに日本語に戻してみます。

「それは疑わしくなります、かどうか、考慮される検査、それは学生を準備する、そうであるように、それが行き、1つの側によって素晴らしい知識を示すことを要求されれば、さらに数において減少するだろう、要求されます。」

 

いつも通り意味不明です。さて、今回はもとの和文を修正し、再度通じる英語まで持っていこうと思います。

 

まず、自分で書いた文章に対して言うのもなんですが、文書のつなぎの句があいまいです。

「このままいくと」、「また一方で」

特に、「また一方で」は逆説でつないでいるわけでもないので、不要です。

 

少し簡略化して見ます。

「このままでは受験生が減ると思われる。また、今のような細かい知識が要求される試験が必要かも怪しくなる。」

 

和文英訳して

"The way things stand, it seems that prep students decrease in number.
Moreover, it becomes doubtful whether the examination as which present fine knowledge is required is required."

 

英文和訳します
「事態が立っているように、準備学生は数において減少するように見えます。
さらに、それは疑わしくなります、かどうか、検査、として、それは素晴らしい知識を示す、要求される、要求されます。」

 

まだまだ意味不明です。

 

いくつか単語が正確に解釈されていません。

「受験生」、「細かい知識」

ここを、

「受験生」→「受験者」

「細かい知識」→「詳細な知識」

と修正します。

 

また、最後の「必要かも怪しくなる」は、どうにも読み取れないので、

「不要になるかもしれない」

に修正します。

 

で、結果が次の通り


「受験者が減ると思われる。また、詳細な知識が必要な試験は不要になるかもしれない」

 

YarakuZenで和文英訳します。

"It seems that examinees decrease in number.
Moreover, the examination which needs detailed knowledge may become unnecessary."

 

これなら意味がわかりそうです。ちなみに、YarakuZenで和文に戻してみると

「受験者は数において減少するように見えます。さらに、詳細な知識を必要とする検査は不必要になるかもしれません。」

 

うん、これならいけそうです。

 

まず、和文和訳で、英語に変換しやすい形に持っていく必要があります。機械翻訳のための和文和訳ツールなんかあればいいのではないかと。

 

和文を読み込ませると、ほぼ同義の和文がいくつか表示されて、選択できる。そしてそれが英語に変換されるようなツールがあれば、もっと変換効率が良くなるのではないかと。

英語と日本語はもともと言語として、大きな差異があると思うので、プログラミング言語の中間コンパイルみたいなやり方をしてもよいのではないかと。

 

ブログの英語化の道のりは長いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

オンライン翻訳サービス2 YarukuZenなかなか

前回に引き続きオンライン翻訳サービスです。

オンライン翻訳サービス1 - 留学しないで英語をなんとかしたい

 

今回は英訳をいくつか試してみました。英語の出所はこちらの書籍。 

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

 

 

 例文はこの3つを

1. If it doesn't rain tomorrow, I think I'll go shopping.
(明日雨が降らなければ、買い物に行こうと思います。)

「時・条件の副詞節中では未来は現在形で表す」という文例です。

 

2. What would you have done last night if you hadn't needed to study.
(昨日の夜勉強しなくてもよかったなら、何をしていましたか?)

仮定法過去完了の文例です。

 

3. I wish I could repay you somehow for your kindness.
(あなたのご親切に何らかの形で報いたいです。)

 

 

 

これらの英文をYarukuZenとgoogleにかけた結果がこちら

 

1. If it doesn't rain tomorrow, I think I'll go shopping. 

YarukuZen 

「雨が明日降らない場合、私は買い物に行こうと思います。」

 

google翻訳

「明日雨が降るしない場合、私は買い物に行くと思います。」

 

YarukuZenの訳は完璧です。googleは条件節の否定文がおかしな訳になっています。

 

 

2. What would you have done last night if you hadn't needed to study.

YarukuZen

「もし勉強する必要がなければ、昨夜何を行っていたでしょうか。」

 

google翻訳

「あなたは勉強するために必要なていなかった場合、どのようにあなたが昨夜行われたであろう。」

 

こちらもYarukuZenは完璧です。googleは日本語として成り立ってません。1と同じで条件節の否定文がおかしくなっています。

 

3. I wish I could repay you somehow for your kindness.

YarukuZen

「私は、あなたの親切になんとかして報いることができたらと思います。」

 

google翻訳

「私はあなたの親切に何とかあなたを返済することができたいと思います。」

 

 

こちらもYarukuZenは完璧です。googleも惜しいのですが、「報いる」が「返済」となっているところが残念。

 

この3つの文書については、YarukuZenが圧勝です。ただ注意としては、YarukuZenが学習データとして、イングリッシュ300を選んでいたりすると、完璧に訳せて当然なので、たまたま翻訳が良かった可能性があります。

 

一方でgoogleが、こういった書籍の例文なんかを学習データとして使っていないのはちょっと驚きでもあります。なんでもデジタル化して取り込んでそうなものですが。。。

 

現状では、どっちもただなので、ちょっとした翻訳ならYarukuZenがおすすめです。

 

(シリーズ3冊、900例文覚えればそれなりにしゃべれるようになるらしいです。自分はまだ100に未達です。)

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

Theイングリッシュ300 3.オフィス英語編

 

 

 

 

 

 

オンライン翻訳サービス1

英語文章書くときは翻訳ツールも併用します。

 

通常は、日本語の原文に対して、自分で一度訳しそれを翻訳ツールにかけて、英語→日本語で変換した際に、意味が通るかをチェックしています。

 

で、日経ビジネスを読んでいたら、最近は翻訳ツールも進歩しているようです。なかで紹介されていたのが、こちら。

www.yarakuzen.com

 

自分のもう一つのブログを英語にしてみようかと、最近思っているので、試しにいくつか訳してみました。

blog.sme-itdept.com

 

例えば、日本企業のコミュニケーションについての記事一部を訳してみます。

一方、日本企業に来て驚いたのは、受け手の強さです。

メールなんてccに来てるのは、基本スルーです。toで送っても平気で「あ、見落としてた、で何?」みたいなことが発生します。

 

On the other hand, what he was surprised to to come to Japanese companies is a recipient's strength.

It is basic through that is coming to cc in e-mail. It is sent in to unabashedly "Oh, had been overlooked, in what?" Like a thing will occur.

さすがに、原文が口語すぎて英語が意味不明になってしまいます。ちなみに、日本語に戻すと

他方では、日本の会社に来て、彼が驚いたものは受取人の強さです。

それはそれによって基礎的です、電子メール中のccに来ます。それは、中へ臆せずに送られます「おお、何の中で、見落とされた?」ものが生じるように。

となります。「スルー」とかはだめですね。ちなみに、googleで原文の日本語を訳すと

On the other hand , Japan coming was surprised to companies , it is the strength of the recipient .

Email Nante is coming to the cc is the base through . It is sent in to unabashedly "Oh , had been overlooked , in what ?" Like a thing will occur .

 となります。さらにこの結果を、YarukuZenで日本語に戻すと

他方では、日本の到着は会社に驚きました。それは受取人の強さです。

電子メールNanteはccに来ます、基礎である、によって。それは、中へ臆せずに送られます「おお、何の中で、見落とされた?」ものが生じるように..

 

どちらで翻訳しても、

「あ、見落としてた、で何?」

"Oh , had been overlooked , in what ?"

「おお、何の中で、見落とされた?」

となるのは、結構面白い結果です。翻訳システムの学習傾向があるのかなとも。

 

日本語ブログを自動翻訳して、英語ブログにする日はまだまだ遠そうです。

 

語彙力を増やす

ブログを書いているので少しは語彙力をつけようと思い最近読んだのがこちらの書籍。

  

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

 

 語彙力を質と量の観点から、強化していくという内容。

 

例えば、語彙力を増やすのには対義語や類義語を考えましょうというのがあるのですが、一見当たり前のことのように思えますが、じっくり考えてみると結構、勉強になります。

 

対義語の問題として、「破壊的」というのがあるのですが、パッと思いつくのは「創造的」です。他にも「建設的な意見」といった使い方から、「建設的」が。他にも「建設」から想起される「生産的」も対義語としてよいのではとあげられています。

 

この方法はおそらく英語の勉強にも使えそうです。英語の文書を書いているとよく直面する問題として、同じ単語が繰り返されることがあります。

 

例えば、「XXXの提案が面白い」「今回の調査の結果は面白い」といったことを言いたいとき、日本語なら、「興味深い」「注目に値する」など複数の表現が可能です。しかしながら、英語では語彙力がないため、どれもこれも"intersting"になってしまいます。"intersting"の連発です。

 

これは英語論文を書いているときなんか、頻発する問題です。

 

こんな語彙不足も都度、類義語、対義語を考えていくと、少しは解決するのではないかと。でも、英語で類義語ってなかなか探すのが難しいのです。「面白い」でもなかなかニュアンスが違ったりと、日本人では判別つきません。

 

そこでオススメなのが、こちら。類義語が充実しています。当然、通常の英英辞典としても使えます。 

Oxford Mini Dictionary & Thesaurus

Oxford Mini Dictionary & Thesaurus

 

 

例えば、こんな感じ。

f:id:systembu:20160902002925j:plain

 

"Interst"について下の囲みで類義語が載っています。特に助かるのは、太文字になっている単語で、例えば、"attentiveness"は、"interest"の1番目の用法に一番近い類義語を示しています。

このように類義語で太文字のところをさらに調べてみれば、語彙が増えていきます。

 

地味ですが、英語文書で稚拙な単語の連発からは脱せられるのではないかと。

 

 

ハイ、かんぱーい

日常会話の英語は頭に全く入りません。実際覚えても使うケースが少ないので、すぐに忘れていきます。

 

先日温泉に行った際に、海外の方から、写真を撮ってほしいと言われ、

いざ、「3, 2, 1, チーズ」と言おうとして、

"Three, Two, One, Cheers!"

と、まるで英語ぺらぺらかのようで、豪語してしまいました。

これじゃ、「3, 2, 1, かんぱーい!!」です。(ちなみに、"cheese!”)

 

あとで気づいて、かなりはずかしいのですが、こういったミス、というかなんちゃって英語はほんと減りません。

 

ここは、留学でもしないと身につかないのかもしれません。