THE END OF AVERAGE
平均の終焉とでも訳すのでしょうか、平均値で考えるのも終わりにしようという書籍です。
The End of Average: How to Succeed in a World That Values Sameness
- 作者: Todd Rose
- 出版社/メーカー: Penguin
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: ペーパーバック
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そもそも、平均値は、天文を観測する際に、観測値は誤差を含むというところから、より真の値に近づけるために、平均値を利用していました。
それがとある天文学者が、人間に適用しだしてからおかしなことがおきます。
身長の平均値、体重の平均値、胸囲、座高、等々
まるで、平均値が真の値であり、しまいには、平均が揃った人間が理想の人間だなどという誤解を生みます。
ちなみに、理想の人間ということで、身体のいろいろな部分が平均的な人間を募集したら、そんな人は見つからなかったなどという話もあります。
ということで、人に平均をあてはめるのはおかしな話なわけです。
この書籍は、比較的平易な英語で書かれており、英語の勉強には良い書籍かと。ただ、体の部位など専門用語がでてくるので、辞書を引く必要はあります。
面白く読めるので、英語学習におすすめです。