日常会話が一番難しい
英語で一番難しいのは、「日常会話」です。たぶん。
日本語でも、日常会話は難しいのです。例えば、お偉いさんと飲んだ時に、「こないだサントリーホールで、クラシックのYYYの演奏があってね、それがすばらしいんだよ」とか言われても、クラシックに詳しくなければ、回答に窮してしまいます。
日常会話というのは、どのテーマで何を話すのかが決まっていない、いわば言葉の総合格闘技、近代5種なわけです。
そりゃ、「今日天気いいよね」くらいは話せますが、どっかの海外のお偉いさんと会食で英語などなると、かなり難易度が上がるわけです。
その辺はこちらにも書いてあります。
ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2016/02/29
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こちらには、日常会話が話せることを目的にせず、ビジネスで使える英語の勉強法が載っています。特に、アクセントと発音がしっかりしていればなんとか通じるという前提での練習などが紹介されてます。
まずはビジネス英語を何とかしたい!
さらに中学英語からやり直そう
英語の読み書きはやってきたけど、話すのはさっぱりという人にこちら。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
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こちらの書籍、中学英語を徹底的に叩き込む書籍です。例えば、次のような例文が延々と続きます。
「あの少女たちは彼の娘です。」 "Those girls are his daughters."
「あの女の人たちは誰ですか。」 "Who are those women?"
「あなたの家ではふつうは誰が夕食を料理しますか?」 "Who usually cooks dinner in your family?"
どれも目で見れば、バカみたいな英文です。ただ、日本語を読んでぱっと正確な英語がでるかというと実はなかなか難しいのです。
名詞は単数か、複数か?動詞は三人称?副詞は何を?等々、意外にひっかかるポイントは多いのです。
英語を書く場合はちょっと考えればわかることですが、話す場合は一瞬で英文が出てくる必要があります。難しい表現ならともかく、これらの表現ぐらいは条件反射ででてこないと、会話が成り立ちません。
良く「英語の三人称とか気にしなくても通じるよ」なんてことを言う人もいます。確かに通じますが、そのレベルだと仕事では恐らく使い物になりません。そのレベルの英語はしっかり叩き込んで、ビジネス英語に進む必要があるのではないかと。
叩き込むには、こちらのシリーズがおすすめです。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
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おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介,森沢弥生
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中学英語からやり直そう
自分の海外経験は、20代の時に何度か仕事で行ったきり、その後15年は英語を避けて避けて、仕事を選んできました。このまま逃げ切れるかと思った4X歳のある日、突如英語を話す某アジアの国の仕事を与えられ、月2回ほど出張するはめになりました。
20代のころは海外出張など言っても、横に英語ペラペラ、MBA卒みたいな先輩が一緒で、だまーって、メモ取っていればオッケーでした。
メモといって、何を話しているかなんて理解不能なで、単に聞き取れた単語をメモって、その後先輩に日本語で説明を受け、日本語のメモを書くという、英語スキル不要な仕事でした。
その後、英語を読み・書きは多少あれども、話す機会はなく、そういったなか、突如海外に行くハメになり、今度は自分も話さないといけないという状況。
でも、いざ話そうと思っても、言葉が出てこないのです。
例えば、「それは彼がすでにチェック済みです。」みたいな簡単な文書でも、頭の中では、
"He check"
いや3人称か
"He checks"
いや時制が違うような
"He checked"
あれ、完了形か?
"He have checked"
いやいや、3人称でしょ
"He has checked"
なんて、考えているうちに会話はすでに次の内容に入っていきます。簡単なフレーズがパッと条件反射的にでてこないと、どうにもならないわけです。
まずは、基本的なフレーズを徹底的に体に覚えさせる必要があります。そんなときおすすめなのがこちら。
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続く。
インド人 - 日本人 - インド人
先日ちょっとしたインターナショナルな飲み会の話です。
メンバーは、インド人(南部)、インド人(北部)、日本人(自分)の3名。ちょっと静か目の居酒屋で飲み会です。
インド人2名は、日本にきて2年くらいで、それなりに日本語が話せるのですが、それでも英語の方が得意とのこと。なので、自分の英語の勉強も含めて、英語で会話となりました。
「インド英語は聞きずらい」など話を聞いていたのですが、なんのことはないきれいな発音で大変わかりやすく、英語力が中途半端な自分でも十分に対応可能。それなりに会話は弾みました。
で、ちょっとトイレに行って戻ってくると、インド人2人が聞き取れない早口で会話をしてました。やはりインド人同士は現地の言葉かなと思いつつ、耳を傾けていたところ、よくよく聞けば英語。かなり聞き取りにくい英語。Rが「ラウ」的な発音になっているようで、自分にはなかなか難解な英語です。
2人に、「今の英語?」って聞いてみたところ、「インドの英語」って回答が返ってきました。聞くところによると、同じインドでも北と南では言語も違うらしく、共通語はインド英語らしいです。
さらに彼らは、日本に来て2年もいてしかも日本の企業で働いているので、日本人がわかる英語というのを習得しているとのことです。まあ、Global Englishなのか、Japanese Englishなのかわかりませんが。
これからグローバル化するなか、こうやってノンネイティブも理解できる英語を意識的に話してくれる人達が増えると大変助かるなと感じた次第です。
(ヒアリングにおすすめ。発音はきれいすぎますが。)
ニュース英語究極単語(きわめたん)10、000―時事英語→訳語→定義・情報
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2つめの信号を右に
昔からなぜか、外国人によく道を聞かれます。英語が話せそうに見えるのか、もしくは人がよさそうに見えるのか。
でも、道案内はなかなか難しいものです。
「この先二つ目の信号を右にまがり、200m進むと交番があるのでそこを左に」
なんてのは、すらっと出てきません。
まず、最初の「二つ目の信号を右に」というところでつまづきます。
「信号」って、なんだっけ? 理系はすぐ思いつくのが、電気信号、"signal"です?
"signal"でも通じるようですが、どちらかというと"traffic light"の方が英語の参考書ではよく出てきます。
ちなみに、「二つ目の信号を右に」は、"Turn right at the second traffic light."になるようです。
ビジネス英語ばかりだと、基本的な日常会話の単語は出てこなかったります。道案内の英語などは、日本にいるビジネスマンにとってはある意味非日常で、業界のビジネスの話、マーケットの予測などの方が日常英語なのかもしれません。
で、基本的な単語を学ぶならこちらがおすすめです。
Word by Word Basic Picture Dictionary (2E) Picture Dictionary (Bilingual Edition)
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「信号」以外にも「交差点」といった生活で使う単語、他にも「喉が詰まる」、「顔がむくむ」といった表現などが、絵付きで解説されています。おすすめです。
Twitterで英語
英語が話せるために、日頃から英作文をなんてのは、みんな考えそうなことです。
その際、Twitterは気軽なツールです。日本の風景や慣習を英語で世界に発信なんてのはそれなりに勉強になりそうですし、反応もありそうです。
Twitterで英語は参考書も多くでています。どれも同じような感じですが、こちらはTwitterで利用しそうな、同義語が多く紹介されています。
例えば、「同意」という意味の英語についても、
"Absolutely", その通りだ
"Exactly", その通りだ
"I agree", 賛成、同感
よりカジュアルに、
"Totally", まったくだ
"Indeed", だよね
など、ニュアンス含めて多く紹介されています。
ちなみに、こうやってTwitterを始めて1週間、メッセージがいくつか入るようなりました。その一つがこんな感じ。
Hey, if you are learning a new language you should try http://XXX.com ; It connects native speakers :-) -via
ようするに、「お前の英語ひどいから、このサイトで勉強しろ。」って宣伝です。こんなのが、いくつもきます。
英語の下手なやつをを狙ってメッセージ打っているんでしょうが、こん程度ではへこみません。
英語のシャワーでは聞けるようにならなかった
よく英語をシャワーのように浴びるとヒアリング力が増すなんてのも聞きますが、自分はやってみましたがいまいちでした。
耳の良し悪しというのがあるとは思うのですが、自分は比較的耳が良い方です。例えば、歌なんかも一度聞くとだいたいカラオケで歌えるくらいの耳は持っています。
英語を聞き流すと、確かに音が聞き取れるのです。ただ、意味が分からないので、聞き流しても永遠にわからないままです。
この分からないには2種類あって、
- 文書で見てもわからない内容。そもそも知らない単語、熟語がでている
- 文書で見るとわかるけど、音で聞くとわからない内容
テスト用の英語をある程度勉強した人にとっては、後者の方がくせものです。
一時期、スティーブジョブスのプレゼンなんかよく聞き流していたのですが、どうしてもわからないものに、
「フェスティボー」
というのがありました。文書の最初によくでてくるのですが、一体何を言っているのかと。
”festival" ? 、「祭り」?
で、原文付きのCDを買ってようやくわかったのですが、
”First of all" 、「まずはじめに」
という、すごく単純なこと。
「ファースト オブ オール」、「ファーストボール」、「フェスティボー」
みたいな感じです。分かってみればバカみたいなことですが、聞き流すと結構わかりません。
なんで、最近は、聞いて→読んで→聞き流すという流れで取り組んでます。その方が上達するような気が。
(ちゃんと原文のあるものを)
[生声CD&電子書籍版付き] スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン
- 作者: CNN English Express編
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(自然科学、社会科学の各分野の英語の単語学習教材です。単語だけなくヒアリングにも使えます。)